別府温泉 AMANE RESORT GAHAMA

国武氏は久留米絣で財をなした久留米財界の有力者で、昭和８年頃現在の別府市東荘園一帯の分譲地開発を手がけた り、九州大学の温泉治療施設を誘致するために3万坪の敷地を無償提供したりした、別府の国際的温泉都市づくりに一役買った先人です。
国武氏が昭和初期 に建てた別荘を、戦後、九州電力が保養所として買収し増築。九州電力健保別府保養所として活用されてきました。入口玄関ホールや温室風浴場などのある洋館を増築し、旧館和風部分は、桟瓦葺入母屋屋根の平家建で南北２棟からなっていました。
GAHAMAテラスは、洋館部分を「GAHAMAサロン」、和風部分は「照波園」として保存するほか、文化と歴史のある建築や建材を随所に取り入れています。

今回の改修は「令和４年度観光庁地域一体となった観光地の再生・観光サービスの高付加価値化事業」を利用して改修工事を行いました。
改修内容としてはガハマタワー２階ロビ－を宿泊者専用のクラブラウンジに改修しました。樹齢400年の楠木の１枚テーブルを２か所配置して高級感を演出し、また薪スト－ブを新たに配置してくつろぎの空間を演出しています。