原鶴温泉 泰泉閣

原鶴温泉は筑後川の流れに沿って近代的なホテルや純和風の老舗旅館、民宿など15軒ほどの宿泊施設が並び温泉街で古くから“福岡の奥座敷”として親しまれる、県内屈指の規模を誇る温泉地です。四季折々の自然環境も良く、春の桜、夏のホタルと鵜飼、秋の紅葉とフルーツ狩り、冬の雪見酒と一年を通して観光があり、中でも、毎年5月20日の筑後川の鮎漁解禁とともに始まる“伝統漁法・鵜飼”は必見です。9月末までのシーズンには日本全国から観光客が多く訪れ、提灯が水面を照らす屋形船や古式ゆかしい鵜飼が情緒ある風景を描き出し屋形船に乗って鑑賞できます。

今回の改修は「事業再構築補助金」を利用して5階レストランを、「令和４年度観光庁地域一体となった観光地の再生・観光サービスの高付加価値化事業」を利用して客室の改修工事を行いました。改修内容としては5階宴会場をプライベートダイニング、個室、ライブキッチンのあるレストランに改修しました。客室は和室をメインとした客室5部屋の改修のほか、2室を1室に広げて家族旅行客に特化させた和洋室客の客室を2部屋、既存空間を生かしての改修を2部屋、合計9部屋の改修を行っており、お宿の客層により寄り添った空間づくりを行っています。